がんの進行を左右するメカニズム「PICT1」とは

がんで亡くなる人が多いが、新薬の開発につながれば生存率を高めることができるかもしれない。
九州大学の研究グループ(生体防御医学研究所の鈴木聡教授(ゲノム腫瘍学)ら)が、がんの進行を左右するメカニズムに「PICT1」というたんぱく質が関わっていることを突き止めたようだ。
正常な細胞の場合、細胞核の核小体の中に存在するPICT1は「リボゾームたんぱく質」と結合している。
PICT1を消失させると、リボゾームたんぱく質が核小体から出て、がん細胞の増殖を抑制する「p53」と結合し、p53の働きを活性化させることがわかったらしい。
癌と闘っている人達に間に合えばいいのだが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000149-yom-sci